20/12/11 収支+2,099,360 QQQ+49.4%
7(月) 雇用統計の悪化による金利低下、カリフォルニア外出制限によりNASDAQ最高値更新。追加経済対策の難航によりDow下落。
8(火)英にてワクチン接種開始。武漢のコロナウイルス最初症例から1年。メッセンジャーRNAを用いた従来のウイルスを用いるのとは違ったアプローチによる技術革新。米国でも承認され来週にも接種開始。NASDAQ、SP500最高値更新。
9(水)反トラスト法違反の疑いで全米の全ての州から訴えを受けているFacebookを始めとしてalphabetも下げてQQQは301.31(-2.26%)
QQQ 301.85
反トラスト法違反の疑いでFacebook大きく下げたところでキープしている。
ファイザー製薬ワクチンをFDAが緊急承認する見通しで来週始めの14,15日に接種開始の報道がある。相場への影響を注視する。
VIX 23.31
追加経済対策の見通し不透明感から少し上昇。ここから25〜28あたりまで理由もなく上昇する場合は警戒が必要。
Dow 30,046
追加経済対策の年内成立が困難な見通しから少し下落するも 3万ドルを維持する。
米10年債 0.896
追加経済対策の動向により債券価格が多少上下しているが、1.0%以下で推移しているうちは株価への影響は限定的。
20/12/7 相場急変の足音が聞こえてきた
元FRB議長アラン・グリーンスパンの「バブルは崩壊して初めてバブルと分かる」という言葉もあるように、その時にはバブルかどうか誰にも分からない。
現時点で、FRBの金融政策と政府の財政政策によりしばらく先まで市場にとって好環境が約束されていると市場参加者のほとんどが確信して総強気になったタイミングこそ危ない。
年末を迎えて、来年の株価予想をよく目にするようになったが、どれも強気で日経平均で21年末3万越え、バブル期高値越え、4万超えまであった。
そんな空気感の時こそ、相場の急変は起こりやすい。早ければ年内にも大きな動きがあるかもしれない。それをチャンスと捉えて動ける準備を整えておこう。
20/12/5 米市場について中期展望
米市場では、大統領選挙中からの急上昇にワクチン開発が重なり、Dow、NASDAQともに最高値更新を続けている。
これを支えているのは、FRBによる金融政策と政府による財政政策。雇用統計や失業率等の経済指標は足元で思わしくないが、ワクチンによりコロナの影響が収まると予想され景気見通しも徐々に良くなる。
そして、現在の最高値更新を続ける株価は、ワクチン接種開始により、経済活動が完全に復活した半年後、もしくは更に21年末あたりまでの企業収益まで織り込んでいるかもしれない。
この復活の前提は①緩和的金融政策の継続 ②バイデン政権による大規模財政政策 ③ワクチンによるコロナの鎮静化、であるが、おそらくこの前提どおりに来年は経済が復活すると予測する。
ここで、肝心なのは「相場」が動くのは、多くの人の予想外の出来事が起こった時。
今回で言うならば、A.ワクチンの効果抜群で半年もかからずコロナが収束した時 B.ワクチンが効果なくコロナの状況が全く変わらない時
A.の場合、インフレ率上昇をきっかけにFRBの金融政策転換、政府の財政政策打ち切りが予感された時点で相場は方向転換する。
B.の場合、出口の見えないコロナとの戦いが意識され企業業績への深刻な影響から相場が下方向に向かう。
可能性としてはAが起こる方がかなり大きいと思われるため、状況の注視は必要。
また、「山高ければ谷深し」のことわざも有るように次の谷は深くなるため安易な参加はしない方が良いと考えている。
20/12/1 世界経済は21年10〜12月コロナ前に
OECDの予測する世界経済は21年末までにコロナ前水準に戻る。以下日経記事より引用。
牽引役は中国。20年1.8%、21年8.0%とコロナ禍においてもプラス成長を果たすと予測。日本は20年-5.3%、21年2.3%。五輪効果。
米国はコロナの影響が深刻である。20年-3.7%、21年3.2%。
世界経済における中国の存在感が高まり、欧米は少し小さく、日本はもっと小さくなると読み取れる。
20/11/29 証券会社、専門家、知識人、すべて予想は当たらない
「相場予想は時間の無駄だ」日経プレジデントより農林中金の奥野一成さんの記事。
4年前の大統領選挙や今回の大統領選挙における株価に対する彼らの予想と結果を取り上げてコメント。
証券会社のコメンテーターは、多くの人に売買させて儲ける商売。そのため、基本的に上昇基調で極端な予想は行わない。
予想家は、完全なるポジショントーク。彼らの賭けている方に誘導する。
専門家は楽観的を避ける。その方が知識人と思われるから。
つまり、私達がよく目にする彼らの予想は何ら鵜呑みにする必要はなく、その数値にのみ着目すべきである。
そして、何より大切なのは、判断するのは誰でもなく「自分自身のみ」という点。これを肝に銘じて相場に向かいましょう。