米国株(QQQ、VOO)ETFでほったらかし投資

海外ETF投資。VIX25以上買い、21越えで売りのロボットのように条件どおりに取引します。

20/12/5 米市場について中期展望

米市場では、大統領選挙中からの急上昇にワクチン開発が重なり、Dow、NASDAQともに最高値更新を続けている。

 

これを支えているのは、FRBによる金融政策と政府による財政政策。雇用統計や失業率等の経済指標は足元で思わしくないが、ワクチンによりコロナの影響が収まると予想され景気見通しも徐々に良くなる。

 

そして、現在の最高値更新を続ける株価は、ワクチン接種開始により、経済活動が完全に復活した半年後、もしくは更に21年末あたりまでの企業収益まで織り込んでいるかもしれない。

この復活の前提は①緩和的金融政策の継続 ②バイデン政権による大規模財政政策 ③ワクチンによるコロナの鎮静化、であるが、おそらくこの前提どおりに来年は経済が復活すると予測する。

 

ここで、肝心なのは「相場」が動くのは、多くの人の予想外の出来事が起こった時。

今回で言うならば、A.ワクチンの効果抜群で半年もかからずコロナが収束した時 B.ワクチンが効果なくコロナの状況が全く変わらない時

A.の場合、インフレ率上昇をきっかけにFRBの金融政策転換、政府の財政政策打ち切りが予感された時点で相場は方向転換する。

B.の場合、出口の見えないコロナとの戦いが意識され企業業績への深刻な影響から相場が下方向に向かう。

可能性としてはAが起こる方がかなり大きいと思われるため、状況の注視は必要。

また、「山高ければ谷深し」のことわざも有るように次の谷は深くなるため安易な参加はしない方が良いと考えている。