21/1/16 F.I.R.Eの利回り4%について
ここ数年、特に米国においてよく使われる言葉「F.I.R.E」…「Financial Independence / Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」
日本においてもYouTubeなどで取り上げられ、資産運用によるマネーマシーンを作ってこれを実現しようという動画を見かけるようになった。
これを実現する目安となる「4%ルール」とは何の運用益なのか気になって調べてみた。
結果はs&p500の1973年から2018年までの平均利回り7.1%から米国の平均インフレ率3%を引いたものであった。
数字からもチャートからも改めてS&P500の長期運用の利回りの良さに驚かされた。
私はハイテク企業の将来性を信じて疑わないためNASDAQ100に投資対象を定めているが、いずれにしても米国市場は強い。
長期成長し続ける所以は、米国企業の持つ独特の強み、つまり、優秀な頭脳を受け入れる土壌、高い労働生産性、ベンチャー精神、景気に応じた柔軟な雇用形態。また、米国における将来の人口動向、つまり、人口増加特に生産者人口の増加による生産及び消費大国であり続ける点が米国に投資を継続する理由である。
私は仕事が厳しくなくワークライフバランス重視でやっているので、「社会とのつながり」や「健康維持」の観点から少なくとも定年である65歳までは勤め続ける人生計画であるが、①無駄遣いをしない生活、ランニングコストを意識する②投資による所得を継続的に得る。という、FIREの基本理念はとても納得できる。また、人生100年時代に生まれてきたことに感謝して定年後も投資収入で暮らす計画であるため学ぶべき考え方である。
ちなみに参考までに以下に年間4%運用の必要資金を示しておく。
年間生活費 金融資産
160万円(月13万円)…4,000万円
240万円(月20万円)…5,000万円
300万円(月25万円)…7,500万円
360万円(月30万円)…9,000万円
400万円(月33万円)…1億円