強気相場は悲観の中に生まれ…格言
「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
この格言は、アメリカの著名投資家・ジョン・テンプルトン氏の言葉とされる「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.」の日本語訳だが、上昇相場を4つのステージにわけて解説していてわかりやすい。
具体的には、
①市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点になりやすい
②先行きに警戒感や疑い(懐疑)が残るうちは徐々に上昇(回復)を続ける
③警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い
④市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わることが多い
といった流れだ。
現在、s&p500及びNASDAQが連日最高値更新。ダウも29,100とコロナ前まで戻している。にも関わらず、最近VIX指数が上昇。
VIX 26.14
これを②〜③の段階と見るか、④の直近の段階と見るか、週末は雇用統計もありトレンドの大きな転換に注意して素早い行動が必要な瞬間が近づいているのかもしれない。