投資先としての中国
最近よく目にするトピックスとして、「近い将来、世界経済の覇権はアメリカから中国に移り変わる」というもの。
投資家であればほぼ全員が一度は予想することだが、実際の中国株式への投資ウエイトは大きくない。
なぜか?
それは、「社会主義国家ゆえのリスクの高さ」
だと思う。
アリババ 、ファーウェイなど世界的に進出する企業も数多くなり、ユニコーン企業も他国に比べて多く生まれているが、その背景には国家の後ろ盾が常に存在している。
つまり、躍進も衰退も国家次第。
アリババのジャク・マー氏の会長退任も国家が関与しているという声もある。
また、近年徐々に開かれてきてはいるが依然として株式市場は不透明で国外投資家は購入しづらいマーケットである。
現時点ではリスクの高さから投資対象に入れないが、今後に期待できない日本国内株式よりは数段魅力的であることは確かである。
参考までにテンセント等組み入れのNasdaq上場のETF「CXSE」のチャート