相場は生きもの
日経平均が26年ぶりに高値更新をした。
私のスタンスは「売り」だった。
理由は5月以降のレンジ相場からいずれ上か下に抜けると想定して米中間選挙前に下落、選挙後から年末まで上昇。
…というシナリオを描いていたからだ。
だが、タイトルの話に戻るが「相場は生きもの」。AIや高速システムトレード全盛の今、この話は時代に逆行しているように思えるが、相場の上昇、下落の理由はいつも後付けで、実質それを動かしているのは人間の心理。
そして、生きものであるがゆえに自分の思い通りにはならない。この点は子育てとも共通すると気付かさせる。
相場も子育てもシナリオは必要で、それなしに取り組むのは無策。だが、相手が生きものであるがゆえに自分のシナリオに固執しても上手くいかない。
相手と会話し、相手のことを考え観察し、相手の動きや気持ちを読んで、絶えずシナリオの更新を行う。
相手との関係、会話という土台のうえにのみ、最適なシナリオは存在する。